搾りたて・振りたて・作りたて!〜前編〜【社長インタビューVol.1】

京都の北区に位置する株式会社山田牧場の代表取締役、山田さん。

京都の有名大学を卒業の後、すぐに家業へ。

この牛乳を京都の方に知って頂きたい!

そんな思いで法人化に舵を切り、34年。山田牧場の歴史とこれからのビジョンをお届けします。

株式会社山田牧場の歴史

昭和の戦前。京都市百万遍で、山田牧場はスタートしました。

同時に京都大学農学部の牛の世話を委託され、当時は超高級品だった乳酸菌飲料や飲用牛乳などの商品開発に着手。京都市内のお客様を中心に宅配にて販売。

小学校6年生までは、今の本店(京都市北区)に牛が居て、ずっと馴染みがあり
自然と継いだ感じは否めません!笑

学生時代から自分で牛乳の営業とかもしていて「お客さんにおいしい牛乳を飲んで喜んでほしいなぁ」という思いから、牧場長(現:信楽にある牧場)にお願いして、瓶詰してもらってお客さんにおいしい牛乳を届けています。

京都に牧場があったことに驚きを隠せない…。

長い歴史のある中、33歳で代表取締役へ!

今までは家族経営をしていましたが、もっとたくさんの人に牛乳を楽しんでもらいたい思いが強くなって代表取締役に就任しましたが…

ちょっと甘くみていました。笑
大変やなぁって…笑

それでも、低温殺菌の牛乳を頑張って広めるんや!って思いで頑張りましたけどね。

低温殺菌とは、読んで字のごとくの製法。

スーパーで売られているパックのモノのほとんどは高温殺菌です。

違いとしては、高温殺菌にはコクがありますが低温殺菌はあっさりとしていて飲みやすい。また、低温殺菌はホエイが豊富等、搾りたての牛乳に最も近い物とされています。

牛乳の種類と思い

高温殺菌の牛乳は、もう飲めないというか、かなんなぁ…。

そのくらい、低温殺菌牛乳が身近にあったということでもあるけれど低温殺菌は高温殺菌と比べ、熱変性していないので、焦げ臭(いわゆる、コクと思われている原因)もないし、嫌いな人でも飲みやすいですよ。

基本的には作られたものよりも、自然のもので栄養を摂った方が良いよねって僕は思います!

こういった違いは山田社長と出会う迄全く知らず、そもそも僕が牛乳嫌いなので、挑戦しようというキッカケになりました!

当時は大手スーパーとかから引き合いはあったんやけど…

低温殺菌のデメリットとして、賞味期限が早いんでね。どうしても残ってしまうってことで撤退にならざるを得なかった。

だからこそ、今では個人宅へ直接届けることに一生懸命です。

個人のお客様へ営業する大変さはありますか?

当時は低温殺菌と低脂肪牛乳が同じ認識をされているケースが非常に多かったから説明するのが大変やったけど…

今は違う大変さがあるね。

やっぱりいきなり個人宅に行くにしても、チラシをポスティングしたとしても反応は全然ないしね…。

試行錯誤の日々ですよ。

でも、ありがたいことに、ずっと取って頂いているお客さんもいてくれてる。
やっぱり大事にしていかないと。

では、大事にしているのは?

もちろん、お客さんやね!

お客さんから電話があったら、来店があったら、訪問したらまずは、お客さんが何をウチに求めているのかを探しますよ!

クレームだろうが何だろうが、できるだけお客さんの理想を叶えたいじゃないですか!

でも、商売ってみなそうじゃない?お客さんあっての会社やから。

基本的に、お客さんが給料を出してくれてるって感覚が僕の中にはありますしみんなに持ってほしいことです。

前編はここまで!

お客さんファーストをリアルに体現されている山田さん。根本には、幼少期から父である経営者が身近に居たからこそのマインドセット。

そんな山田牧場のこれからとは…。

後編に続きます!