31歳で初めて、自分本位〜前編〜【社長インタビューVol.1】

今年33歳になる、Design Vitae 代表の藤本さん。

小学校から始めた野球を大学まで続け高校1年時と3年時には甲子園にも出場。厳しい練習にも耐えてきた自負はあり、多少の荒波にもついていけるだろう…。

しかし、多くの野球部員は、野球以外したいことがなく、そして、多くの学生が、「大手企業に入れたら良いわ」と。

そして、野球部での肩書を引っ提げて就活に挑むも、ぼろ負け。

そんな彼が、ようやく自分本位になり、フリーランスとして活躍し法人化の準備をしている。藤本さんに何があって、これからはどんなビジョンを描いているのか。

この取材で激白していただきました。

新卒時代

最初の進路決定は、母親や妹さんが医療・福祉の分野にて従事している為、自分も医療・福祉に携わる仕事に親近感を覚え、確定した。

上部でも記載した通り、『多少の荒波にもついていけるだろう!』と思っていたようで、最初の挫折を味わうことになる。

今思うと、何も考えてなかった…笑
野球しかしてこなかったから、いざ、野球を引退してみると、何も残ってないというか何をどうしたらよいのかが、まったくわからなかったから、家族が医療と言うことだけで就職先を選んだだけでした。

私も大学まで野球をしていた為、いざ野球で飯を食えないことの現実を叩きつけられた際の虚無感をすごく共感できる。

そんな中、就職できた企業は歯科医療機器メーカーの営業会社。

根性で乗り切れるのか…。

ただただ、仕事をこなして。
休日出勤も当たり前。
目的も目標もなく、ホンマにただただ日々を過ごして、言われた通りしているだけでした。すると、体は正直なもんで、ガタがき始めましたよね。

2年。

鍛え抜かれた根性は崩壊し、心の病を発症。ここで、今まで張りつめていた緊張の糸が切れてしまった。

正直、きつかった。
あまり、思い出したくない過去ではあるが、幸い『まだ25歳!』と思えたからとりあえず、今まで取れなかった休みをちゃんと取って、辞めようと決意しました。

そして、25歳からアルバイト生活を謳歌する3年を過ごすこととなる。

アルバイト時代

気はめっちゃ楽やったよ~
働きたいときに働けて、責任もない。時給も高かったから、社員の時よりも自由でお金もらえる~って感覚やった。

当時を振り返った藤本さん。ハードワークを経験し、切り詰めていた精神はすごく弾んだ。

仕事を楽しいと思える心の余裕も、金銭の余裕も手に入れたけど、そこでも目的とか目標とか特になく、ただ現実から逃げて今の環境を楽しんで、もう、バイトでえぇやん!って。
でも、バイトで感じたのは、人を驚かせたり、感動させられたりすることが楽しいな~と漠然と思っていたよ。

精神的余裕があることで、本来の仕事の楽しさを感じていたが、心のどこかで、「バイトじゃあかん…」と思っていた藤本さん。

転職活動をするつもりもなかったが、漠然とGoogle検索で引っかかった広告に目が止まり2回目の営業職へのチャレンジへ。

後編へ続く!